法律家が遺産分割協議をおこなう事は、珍しく感じるかもしれません。しかしながら、遺産分割協議においては、話し合いの場ではありますが、遺産の話をする場面となり、相続人それぞれの気持ちや思惑があることがあげられます。
そのような状況の中で、いつ遺産のトラブルになってもおかしくない状況ですので、法律家にあらかじめ依頼しておくことで、そのシチュエーションになった時に対応してもらうことが可能になるでしょう。遺産に長けている事務所は、インターネットなどでリサーチが可能になりますので、相続問題でお悩みの際は活用するとよいでしょう。
遺産分割協議にはデメリットも
分割は当然しなければなりませんし、実際に行っている人も多くいますが、遺産分割協議にはデメリットもあります。とにかく長引きやすいこと、更には納得しない人が1人でもいると、なかなか終わらないことです。
早めに終わらせたいと意気込んでも、終わってみればまだ解決していないケースも多いのです。遺産分割協議では、メリットとして穏便に解決できる可能性を持ちますが、デメリットは長い協議を続ける羽目になります。しかも時間が長くなっても解決しなくて、分割までにギリギリの話し合いを続ける場合もあります。トラブルも起こりやすく、厳しいことも想定されます。
弁護士に遺産分割協議を頼む
弁護士に遺産分割協議を頼む場合には、遺産の話し合いでの仲介的な役割を果たしていくこととなります。そのようなことをおこなってもらえるので、本来であれば相続人全員で遺産分割協議を開く必要がありましたが、そのような必要はなくなり弁護士に話すだけで良くなりました。
第三者である弁護士に伝えられるので、気をつかうようなこともなく、考えたままに伝えられることが非常に利点であることがあげられます。間に入ってもらっているので、直接話し合うような場合よりも格段に話しやすい点がメリットとしてあげることができるでしょう。
遺産分割協議に対応する法律家
法律家が遺産分割協議に対応する事は一見意味のない様にとらわれがちですが、実は遺産分割協議においてもトラブルになってしまうケースが予想されます。お金の様な遺産が多い場合にはきっちりと分けて円満に終わることが可能ですが、不動産などが多い場合にはトラブルが発生してしまうケースは高いと言えるでしょう。
たとえ財産が少なかったとしても、トラブルとなり相続人がもめてしまうケースは多くあります。もめてしまうと裁判沙汰となり、余計な時間や費用がかかりますので、その様なことを避けるためにも初めの段階から法律家を雇っておいた方がいいでしょう。